2011.09.16

今日のすぎのこ

やったぜ、サバだ!!

今日、年長のお友だちのH君が1枚の写真を見せてくれました。 その写真に写っていたのは、釣ったばかりのサバを手にしたニコニコ 顔のH君。 「おーっ、釣りに行ったんだね」 「うん、昨日お父さんと行ったんだ」 「でも、昨日は幼稚園だったよ」 「幼稚園が終わって、おうちに帰ってから行ったの」 どうやら、昨日の夕方、釣りのできる公園に行ったようです。 \"朝まづめ、夕まづめ\"といって、朝と夕方は魚が積極的にエサを 食べる時間と言われています。お父さんは、きっと\"夕まづめ\"を 狙ったんでしょうね。 「そうか、そうか。それで、このサバは自分で釣ったの?」 「そうだよ。3匹釣った。」 「自分で釣った時、どんな感じだった?」 「サバがあっちこっち行って大変だった。釣り竿がブルブルしたよ」 「ドキドキしたかい?」 「うん、すごいドキドキした」 「そうか!それは、楽しかったね。そのサバは、食べたの?」 「うん、塩焼きにして食べたんだ。おいしかった!!」 サバは、回遊魚なので泳ぐスピードがとても速いんです。 ですから、釣り針にかかると結構、いいヒキするんですよ。 その感覚は、年長のH君にとって強烈な体験だったと思います。 釣りのゲームが簡単にテレビや携帯端末で楽しめてしまう現代、 私どもは、こういう「生の体験」こそが子どもにとってとても大切だと考えています。 本園の「動物村」や「ひのきやコンサート」といった行事も、この「生の体験」を目的としています。 一生懸命、夢中になって「自分でやった」という体験こそが、その子をひとまわりもふたまわりも 成長させるのだと思います。 きっと、自分で釣ったサバは、格別の味だったことでしょう。 また釣れたら、写真見せてね!! by jimjim

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