2026.02.19
今日のすぎのこ
年長さんに「絵本の読み聞かせ」byもりといずみさん
皆さまもご存じのとおり、いまや「AED」は、さまざまな場所で見かけるようになりました。杉之子幼稚園では、約10年前に「AED」を置くようになり、初代が寿命を迎えて、現在は2代目が役割を担っています。寿命を終えた初代「AED」は、お部屋の片隅に置かれて「処分待ち」となっていたのですが、なんときょう、ふとしたことがきっかけで再び復活の場を与えられることになりました。その経緯とは……。

フリーの先生が、お子さまたちに「アリとキリギリス」の紙芝居を読んだ後に、お子さまたちに将来の夢を聞いてみました。すると、お子さまたちの中から何人かが「救急救命士」と答えたそうです。そこで、フリーの先生はひらめきました。「あのAEDがある!!」。
「初代」は、寿命を迎えていますから動作はしませんが、パッドやスイッチは本物です。横になった先生を「要救助者」にみたてて、「ちびっ子救急救命士」は、リアリティのある「訓練」をすることができました。「訓練」が進むと、フリーの先生の助言で「心臓マッサージ」をする場面も……。ちなみに杉之子幼稚園の常勤の先生たちは、「普通救命講習」を受講済み。その資格を活かして、「救急救命士」を目指すお子さまたちの夢の実現に一役買うことができたようです。

さて、朝晩の冷え込みは相変わらずですが、「春」に向かって陽射しにはなんとなく「勢い」が感じられるようになってきました。何より、ここ最近になって「花粉情報」が報じられるようになったことは、「花粉」への心配が募る一方で、「春」の訪れへの期待も抱かせてくれます。

園庭では、その勢いを増しつつある陽ざしを浴びながら、年長の女の子たちが「大繩跳び」の大記録に続けとばかり、「縄跳び」の練習に励んでいました。跳ぶ「回数」も大切ですが……、

この子たちにとりましては、「個人技」もまた大切なようで、ふたり一組で跳ぶ場面もみられました。ちなみに、「個人技」にはいろいろなバリエーションがありまして、「ふたり一組」はまだまだ難易度が低めのメニュー。

難易度の高い技は、これからフリーの先生によってお子さまたちに伝授される場面がみられるかもしれませんので、そのときにまたお伝えさせていただきますね。

話は変わりまして、こちらは年中の「たんぽぽ組」さん。いま、「美容室」がブームになっていることは、先日ちょっとだけお伝えしました。その後、ブームに拍車がかかりまして、いまや「たんぽぽ組」さんはクラスをあげて「美容室化」が進んでおります。中には、「美容室たんぽぽ」から「招待状」が届いたという先生も……。
何しろ、「ブラシ」「鏡」「シャンプー」などお店に必要なものは、ほとんどが廃材や画用紙などで手作りされているので困ることがありません。上の写真は、髪の毛のセットの仕上がりを鏡で確認しているところ。作業手順も、しっかりしています。実は、この写真で注目していただきたい点が、もうひとつあります。それは、何かといいますと……、
ちょっとわかりにくいのですが、黄緑色の鏡を手にしている女の子の後ろ側に「仰向け」になっている「お客さん」がいるでしょう。ここに「シャンプー台」があって、ただいま洗髪中なのであります。いかがです、けっこう「本物志向」でしょう。これから、まだまだ「美容室たんぽぽ」は業務内容を拡張していくものと思われます。どうぞ、ご期待ください。

では、ここからがきょうの本題です。きょうは、絵本作家であり木版工房も営む「もりといずみ」先生をお招きして、年少組を対象に「絵本の読み聞かせ」をしていただきました。きょうご紹介するもりと先生、何がすばらしいかと言いますと、その木版の技術です。木版って、皆さんは経験ありますか?jimjimは、小学生の頃に工作の授業で体験をしました。彫刻刀を使って木を彫っていき、いくつかの版を重ね合わせて1枚の作品を仕上げていく工作です。
小学校の授業で使った色は「黒」だけでしたが、きょう拝見したもりと先生の作品は、無限とも言っていいくらいの色彩で鮮やかな彩りに包まれていました。その工程を動画で紹介してくださったときのようすが、下の写真です。

お子さまたちの表情が、驚きを表現しているでしょう。だって、「クリームパン」なんて、木版画なのに本物と一緒に置いてあったら間違えて手にとってしまいそうなくらいのリアリティなんです。

その「クリームパン」は、ほんの一例。もりと先生のすべての作品が、本物そっくりなんです。ビックリするのが、木版画は平面なのに、あたかも立体であるかのような錯覚に陥る色づかい。グラデーションが、とても木版とは思えない緻密さと精巧さで描かれています。しかも、すべての作品から「あたたかさ」が伝わってくるのは、作品のひとつひとつにもりと先生の人柄が織り込まれているからにほかなりません。お話をしていても丁寧に、そして誠実に対応してくださいます。

最後に質問の時間をいただきまして、そこでお子さまたちからさまざまな質問が寄せられました。中でも、jimjimが秀逸だと思ったのが「つくっているときに、おなかがすきませんか?」という質問でした。

これだけリアルな作品ができあがったら、食べたくなりますよね。「おなかがすきませんか?」というのは、当然の質問のような気がしましたが、はたしてお子さまはそこまで考えていたのかどうか……。
いずれにしましても、きょうのもりと先生の読み聞かせは、「絵本は「絵」だけの世界ではない、木版画もあるのだ」ということ、そしてそのクオリティは、突き詰めればここまでできるのだということを知ることができた貴重な時間でした(上の写真で紹介している絵本は、幼稚園の図書室にあります。良かったら、手にとって読んでみてください)。
もりと先生、本日はお時間をいただき誠にありがとうございました。最初から最後まで驚きの連続でした。きっと、子どもたちもいろいろな気づきや驚きを感じたことと思います。ぜひ、また杉之子幼稚園にいらしてくださるとうれしいです。

というわけで、きょうの給食はこちらです。きょうは木曜日なので、スペシャル・メニューの「2段弁当」でした。
青菜ふりかけごはん(ふりかけは、お子さまが自分でふりかけます)、エビフライ、鶏肉のチーズ焼き、星のオムレツ、さつま芋のサラダ、ブロッコリー、デザート 482kcal
ちなみに、給食の写真は木版画ではありませんが、これももりと先生の手にかかれば……。
そのくらい、すごい方でした。
では、また明日お会いしましょう。
明日は、年長さんのお別れ遠足です。
by jimjim
