2025.07.10
今日のすぎのこ
未就園のお客さまをお招きして「ゆうさんの紙芝居&マジックショー」!!
ここ数日、毎日の話題にのぼるのは、やはり「暑さ」でしょうか。「もう、梅雨は明けたのでは?」という憶測が飛び交う中、どうやらその「梅雨」が明日あたりから戻って来るらしいとのこと……。ここまで晴れの毎日が続き、すっかり世の中が「夏モード」に入っていながら、なぜ気象庁は関東地方の「梅雨明け」を発表しなかったのでしょうか。
おそらくは、スーパーコンピューターによるシミュレーションで「梅雨明け」を判断するような結果が得られなかったのだと思いますが、ここまで粘り強く「梅雨明け」を宣言しなかった「裏付け」は何だったのか……。jimjimとしては、ちょっと興味深いポイントではあります。
さて、きょうは暑いところに、さらに熱い人たちがやってきました。それは、「ゆうさんの紙芝居&マジックショー」の3人。これまで何回もご来園くださり、そのたびに素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。その内容は、このコーナーでも毎回、ご紹介してきたところです。きょうのパフォーマンスもまた、新ネタを織り交ぜながら「まばたき厳禁」と言わせるくらいの充実したステージでしたので、さっそくそのようすをご紹介していきたいと思います。
オープニングは、牛乳を紙コップに入れ、その紙コップがトイレットペーパーのようにクルクルとほどけてなくなってしまうというもの。「いったい、牛乳はどこにいってしまったの?」と思っていると、ほどけた紙コップの中から、なんと本物の「白いハト」さんが登場したではありませんか。
「ゆうさんの紙芝居」をご存じの方でしたら定番のオープニングではありますが、かわいらしいハトさんが登場することで、会場のムードを一気に和やかにしてしまうところが、まさに「ゆうさん」の「ゆうさん」たるゆえんです。
なぜなら、きょうのお客さまは、未就園のお子さまと保護者の皆さま。照明を落とした会場では、「こわい」というお子さまの声もきかれるくらい、まだまだデリケートな年齢のお客さまたちです。「ハトさんの登場で、お子さまたちの緊張を少しでも和らげたい……」、そんな「ゆうさん」の思いが伝わってきます。
そして、プログラムは畳みかけるように次のメニューへと進んでいきます。
次のメニューは、こちらも定番の「元気メーター」(1回目のステージで壊れてしまい、2回目のステージには登場しませんでした)。これは、ゆうさんが客席に向かって「元気~?」とマイクを向け、客席から「元気~!!」の声が返りますと、その客席からの声の大きさでメーターの振れ幅が変わるというもの。
メーターには、0から10までのメモリがありまして、9と10がレッドゾーン。ゆうさんのリードで客席の反応が徐々に高まり、いよいよメーターの針がレッドゾーンに突入しますと、元気メーターが「ボカーン!!」と煙を上げて壊れてしまうというパフォーマンスです。
マジックではありませんが、ストレートにゆうさんとコミュニケーションがとれますので、ステージと客席の垣根を取り除くには、とてもピッタリな演出です。このあと、ガラス拭きの「パントマイム」の演出があり、1本目の「絵本=わかってるもん」をスクリーンで楽しみますと……、
今回、初登場のネタが披露されました。それが、こちら。テーマは、「ピザ」です。左右にピザを納める箱がありまして、このうちの一方にピザを収納します。ゆうさんが「おまじない」を唱えると、そのピザが反対側に移動するというマジック。
まずは、1回目の「おまじない」を唱えます。そして、もう1回。さて、ピザはどちらにあるでしょう?「おまじない」を2回唱えたわけですから、ピザは反対側に移動して、また戻ってきたことになります。簡単に言えば、「同じ場所にある」ということになり、これは皆さんわかりますよね。
さあ、ここからがお楽しみ。ゆうさんが「おまじない」を唱えなるのですが、それと同時に「わざとらしく」この収納ケースを左右に傾けるんです。すると……。
左右の収納場所の間に黒い部分があるでしょう。ここを「ピザ」がいったりきたりするんです。もう、どちらにあるかは、一目瞭然。ところが、収納場所のふたを開けると、あらららら……。なんと、両方とも空っぽではありませんか。「いったい、「ピザ」はどこにいったのかしら?」と思いつつ、「わざとらしく」背中を向けたゆうさんの後ろ姿をみますと、なんとズボンの腰のところに「ピザ」が挟まっているではありませんか。
「わかりやすいけど、どうなってるの?」。新ネタである「ピザ」のマジックに、ゆうさんのマジックの真骨頂を見た気がしました。
その後も、新ネタが続きます。こちらは、「持ち上がらない段ボール箱」のマジック。フリーの先生がステージに上がり、段ボール箱を持ちました。段ボール箱の中は空っぽですから、簡単に持つことができます。ゆうさんはといいますと、骨董品屋さんで買ったという100年前の鈴を手に持っていて、これで先生に催眠術をかけるんです。すると……。
「あっ、持ち上がらない!!」と、先生が困った表情を浮かべたではありませんか。会場のお客さんは、「さっきは軽々と持ち上げたのに、どうして?」「ほんうとうかしら……」という疑惑の目線を向けますが、どうやら先生の言動は演技ではなさそうです。
そして、もう一回「アヤシイ鈴」を鳴らしますと、「あっ、持ち合がった!!」と、今度は軽々と持ち上げていました。このマジックには、会場のお母さまも2人参加してくださいまして、実際に体験していただきました。もちろん、お二人とも段ボール箱を持ち上げることはできず……。
もしかすると、ほんとうに「催眠術」にかかったのかも?
ご参加いただいたお母さま、ありがとうございました。
エンディングは、「紙芝居=7匹の子ヤギ」をスクリーンで楽しんだ後、もうひとつの新ネタで締めくくられました。その「新ネタ」が、この光のマジックです。箱の中で、何かが光を放っています。しかも、この光は青、赤、緑とさまざまな色に変化します。
ゆうさんが箱の中に手をのばし、箱の中から光るビー玉のようなものをすくいあげてコップに移しました。コップの中は、光るビー玉で満たされていきます。そこに、ゆうさんがストローを入れてゴクゴクと光の玉を飲み込むと、ストローの中を光る玉が通り、コップの中身が減っていくではありませんか。
もしかしたら、光の玉は、いまもゆうさんのおなかの中で光を放っているのかもしれません。
こうして、今回の「ゆうさんの紙芝居&マジックショー」は、とてもきれいなパフォーマンスでエンディングを迎えました。
ところで、前回の「ゆうさんの紙芝居&マジックショー」は、確か昨年の9月頃だったように記憶しています。あれからもう10か月も経ったのかと、時間のはやさを感じずにはいられません。その間も、ゆうさんは関東地方を中心として、東日本大震災の復興支援のために東北エリアにもお出かけし、主に幼稚園や保育園、小学校などでパフォーマンスを披露しています。
ゆうさんとご縁をいただいたのは、東日本大震災の直後でした。それ以来、毎年、杉之子に来ていただいています。そのたびに、ゆうさんたちは客席を幸せな空気で満たしてくれています。
いえ、それはもしかすると、単に「幸せ」という言葉で表現するだけでは、足りないかもしれません。そこには、もっと深いもの……。照れくさい言葉ではありますが、「愛」を感じるんです。
もっと仲良く、もっと楽しく、もっと幸せに……。
それらすべてを「愛」で包み込む。それが、「ゆうさんの紙芝居&マジックショー」なのだと思います。
ゆうさん、きみちゃん、ひろちゃんのすてきなトリオ。「幸せと愛の伝道師」といっても過言ではないと思います。きょうも、すてきなパフォーマンスで楽しませていただき、誠にありがとうございました。
また、暑い中をご来園くださった未就園のお子さまたちと保護者の皆さまにも、心から感謝を申し上げます。ぜひ、また遊びにいらしてください。
というわけで、きょうの給食はこちらです。きょうは、木曜日ですのでスペシャルメニューでした。きょうのスペシャルは、「2段弁当」。
ごまふりかけごはん、煮込みハンバーグ、のり塩唐揚げ、たまご焼き、ほうれん草の和え物、ひとくちゼリー、466kcal
ごちそうさまでした。
では、また明日お会いしましょう。
by jimjim