2024.12.26
今日のすぎのこ
「すぎりんぴっく」を振り返りながら……。(年少、年中さん編)
一昨日、「横浜の廃線」として山下ふ頭への貨物路線、路面電車の市電、そして東横線の桜木町駅と横浜駅間の3つをご紹介しました。そのあとで、ふと思い出したことがあります。それは、何かといいますと……。
皆さんは、「トロリーバス」というのをご存じでしょうか。「トロリーバス」というのは、簡単に言えば電車とバスの中間みたいな存在です。いまのバスはエンジンで走りますが、「トロリーバス」は、屋根に電車のパンタグラフのようなものがついていて、これで電気を集めて走ります。どうやって電気を集めるのかというと、道路の上に架線(トロリー)がのびていて、これにパンタグラフのようなもの(トロリーポール)を接触させて電気を得ます。「トロリーバス」の名前は、ここからきています。
この「トロリーバス」は、jimjimが小学校低学年の頃までは横浜でも走っていて、横浜駅西口から国道16号線に出て、和田町あたりを走っていたように記憶しています(間違いだったら、ごめんなさい)。架線から電気を得るため、当時の国道16号線は、道路のうえが電線で覆われていたような感じでした。
この「トロリーバス」も、やがては自動車の波に押されて姿を消していったわけで、横浜の4つ目の「廃線」と言えるかもしれません。ちなみに、いまは黒部ダムでトロリーバスに乗車することができるようですが、この路線も廃線が決まっているとか……。なんだか、ちょっと寂しい気がしますね。
さて、ここで問題です。バスと電車の中間のような乗り物の「トロリーバス」は、バスと電車のどちらに分類されるでしょうか。もし、ご興味がありましたら調べてみてください。
では、「きょうのすぎのこ」……。いや、きのうときょうは、「すぎりんぴっくのときのすぎのこ」と言ったほうがいいですね。きょうは、きのうの年長さんに続いて、年少さんと年中さんを振り返ってみたいと思います。
まずは、開式前の年少さんの姿から……。
きのうご紹介した年長さんと、全然ちがうでしょう。「幼い」という言葉がぴったりで、なんとなく不安そうな表情が、またいじらしいです。
ご入園から1か月しか経過していないのに、「すぎりんぴっく」という大舞台に登場することになった「いちご組」さんのお子さまたちは、意外なほど落ち着いていました。いまでは毎日、ダイナミックな行動をみせてくれている「いちご組」さんですから、このときにはすでに「大物」の片鱗をのぞかせていたのかもしれません。
年少さんの競技は、「すずわり」と「かけっこ」と「親子競技」の3種目でした。その中でも、やっぱり一番の盛り上がりをみせたのは、「かけっこ」だったのではないでしょうか。
保護者の皆さまの声援に後押しされて、一生懸命に走っていました。その姿は、けなげで純粋。
会場にいる人たち全員の心が、お子さまたちのその純粋さに染まっていくようです。
担任の先生たちも、もう抱きしめたくなる衝動を抑えきれず、ひとりひとりをあたたかく包み込んでいました。
続いて登場したのは、年中さん。年中さんは、「かけっこ」と「ふわふわくらげ大作戦」、そして「玉入れ」の3種目でした。ここでは、「かけっこ」の写真をご紹介させていただきながら、そのときを振り返ってみます。
「ふわふわくらげ大作戦」のお子さまたちの動きは、激しかったですね。みていて、思わず「棒倒し」の激しさを思い出してしまいました。
写真を撮影していても、お子さまたちの動きの速さにカメラが追いつきませんでした。まあ、jimjimの腕の問題が大きいのですが……。
あの激しさは、年少さんには無いんですよね。それだけ、「年中さんらしさ」を如実に感じることができたということもできます。
年少さんと年中さんなんて、たった1年の差なんです。ですが、この「かけっこ」の走り方をみても、ちから強さが全然ちがいます。その違いを、いちばん感じているのは、間違いなく保護者の皆さまでしょう。
だって、親子競技が終わりますと、会場はお子さまと保護者の皆さまによる幸せいっぱいの空気で満たされるのですから。まさに、「愛」があふれる瞬間です。
幼稚園に通うお子さまたちの年齢は、おおむね3歳から5歳。落ち着かなかったり、言うことを聞かなかったりと、大変な時期でもあります。
jimjimの友人がアメリカで出産したとき、赤ちゃんを渡されながら、こう言葉をかけられたそうです。
「ENJOY!!」。子育ては、大変かもしれないけど、それ以上に楽しめるものでもあります。子育てを通じて増えた仲間もいるでしょう。子育てを通じて、学んだこともあるでしょう。
杉之子幼稚園は、お子さまにとりましても、保護者の皆さまにとりましても楽しめる場でありたいと、いつも思っています。来年も、この思いをかたちにできるよう、スタッフ全員、ちからをあわせてがんばってまいります。
今年の「きょうのすぎのこ」は、きょうでおしまいです。お子さまたちの素晴らしすぎる表情を、うまく言葉で表現できずに悔やんだことも少なくありませんが、皆さまのあたたかな声にささえられて、今年も1年間、なんとか続けることができました。保護者の皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。そして、来年が皆さまにとりまして幸多き年になりますことを心よりお祈り申し上げます。
では、良いお年をお迎えください。
また、来年お会いしましょう。
by jimjim ※来年は、1月9日からスタートする予定です。