2024.12.05
今日のすぎのこ
行事・イベント
「生活発表会」は、最終日を迎えました。
一昨日からはじまった「生活発表会」は、早くも3日目。最終日を迎えました。きょうステージに上がるのは、年少「うさぎ組」さん、年中「たんぽぽ組」さん、年長「にじ組」さんのお子さまたちです。では、さっそく本日のステージのもようをご紹介してまいりましょう。
「うさぎ組」さんの1曲目は、「バナナなの?」です。ゆったりしたテンポは、3歳のお子さまにピッタリ。そのおかげで、お子さまたちは、しっかりとリズムにのることができたようです。
曲の途中の「だって、わたしは……」という歌詞の部分での横移動は、3歳のお子さまにしか出すことができないかわいらしさ。
「ウッキー!!」の掛け声も元気いっぱいで、年少さんらしさ満載のステージでした。
2曲目は、「ピカピカ ウサギのマーチ」です。ステージにあらわれたのは、真っ白なウサギさんたち。
お子さまたちの表情をみますと、ひとりひとりが「ウサギさん」になりきっているようにさえ見えます。
なんとも衝撃的だったのは、後ろを向いたあとの「おしりフリフリ」。かわいらしさに目がくらんだのは、初めての経験でした。それにしても、「うさぎ組」さんのお子さまたちは、終始、笑顔がいっぱいでした。きょうのステージについても、担任の先生はきのうの帰り際のjimjimとの会話で「不思議とまったく不安がないんです。むしろ、楽しみで仕方ないくらいです。だって、みんなホントにかわいいんですよ」と言っていました。きょうのステージは、まったくその先生の言葉どおり。ステキなステージをみせてくれた「うさぎ組」さんのお子さまたちでした。
続いて登場したのは、年中「たんぽぽ組」さんのお子さまたちです。ステージに上がる前、隣の控室では、担任の先生が「みんな、がんばろうね」と声をかけていました。そして、気持ちを高めるようにみんなで一緒に小さな声で「エイエイオー!!」。心がひとつにまとまったところで、「たんぽぽ組」さんのステージがはじまりました。
1曲目は、「MORNING SUN」。キラキラの衣装だけでもステージ映えするのですが、その衣装をより引き立ててくれるのは、赤・青・黄色の手旗たち。
でも、主役は衣装ではありません。この元気いっぱいのお子さまたちです。お子さまたちの笑顔と元気があってこそ、このキラキラの衣装と手旗の小道具が活きてくるというものです。
曲の途中でみせてくれた「V字展開」もきれいに決まって、年中さんらしいステージをみせてくれました。
「年中さんらしい」と申し上げましたが、年少さんと年中さんで異なるのは、曲のテンポです。きょうの「たんぽぽ組」さんの曲は、アップテンポの曲がメインだったのですが、年少さんだときょうの「たんぽぽ組」さんのテンポではついていけないように思います。もちろん、選曲にあたっては学年ごとのポテンシャルを考慮していて、このあたりが年少さんと年中さんの決定的な違いといってもいいのかもしれません。
さて、そのアップテンポの曲調でスタートしたのが、2曲目の「チグハグ」でした。幕が開いてすぐスタートするのかと思ったら、みんなでセンターに集まってポーズをとっています。そして、曲がはじまると、みんな一斉に自分の立ち位置へと移動していきました。
アップテンポにのりおくれることなく、笑顔までみせて余裕のダンスを披露するさまは、さすが年中さんといったところ。
ダンスがシンクロする場面もあって、見どころ満載。全編にわたって動きっぱなしなので、なかなかカメラのピントが合わないくらいでした。
「たんぽぽ組」さんの最後の曲は、「チュワパネ!」です。ステージにあがった女の子たちの衣装をみて、もう曲調は想像がつきますよね。この曲も、最初から最後までノンストップのビート系ダンスでした。
2曲目に続いて、この曲もオープニングに凝っていまして、ステージの幕が開いたら、そこに誰もいないんです。曲のスタートと同時に、ステージの両袖からお子さまたちが元気よく飛び出してくるという演出でした。
そこには、「たんぽぽ組」さんらしいこだわりを示したい……。そんな担任の思いが込められていたように思います。担任の思いと子どもたちの思いが見事にひとつになった「たんぽぽ組」さんのステージでした。
「担任と子どもたちの思いがひとつにまとまった……」といえば、こちらのステージも、まさしくそのとおりでした。そのステージを披露してくれたのは、今年の生活発表会の「大トリ」を担う年長の「にじ組」さんです。
「にじ組」さんが披露するのは、言語劇「アナと雪の女王」です。ステージにのぞむ前、隣の控室では、担任とお子さまたちが輪になって「円陣」組んでいました。その「円陣」なのですが、担任が声をかける前にお子さまたちがすでに「がんばるぞー!!」の声をかけていて、「もう、ステージに立つのが待ちきれない」といった感じ。やや「前のめり感」の漂う円陣となったわけですが、この円陣により、お子さまたちのエンジンも全開になったようです(おっと…、アブナイ)。
その勢いをかってか、ステージの上の演技もテンポよく進んでいきます。途中、セリフを忘れてしまったお子さまには、お隣の子がコッソリ教えてあげたりして、お友だち同士のつながりもしっかりと築かれていました。
でも、担任の話では、ここまで仕上げるのは、正直に言って、けっこう大変だったのだとか……。練習の途中でお子さまたちが飽きてしまったり、おふざけをはじめたりして、なかなか思うように進まないこともしばしばだったようです。
飽きてしまったり、おふざけがはじまったりすると、担任としてはきちんとした劇に仕上がるのかどうか、とても不安になるところだと思います。でも、子どもたちって罪ですよね。担任のそうした思いや不安などどこ吹く風でマイペース。担任に一抹の不安を感じさせながら、本番ではバッチリ決めるのですから。
劇が終われば、それまでの不安は何だったのかと、担任の目からはうれし涙の大洪水。子どもたちは、先生の涙をみて心に感じるものがあるのでしょう。そのときこそ、先生と子どもたちの思いが本当の意味でひとつになる瞬間なのではないでしょうか。
こうして、3日間にわたっておこなわれた「生活発表会」は幕を閉じました。たくさん練習もしたし、たくさん大変な思いをしたかもしれません。お子さまたちにとりましては、練習のひとつひとつが新しい経験になったことでしょう。それは、担任の先生も同じです。練習をとおしてお子さまとじっくりと向き合うことで、いままで気づかなかったお子さまの一面に出会うことも少なくなかったと思います。生活発表会は、担任とお子さまたちが、お互いをより深く知ることができる良い機会だったということもできるかもしれません。そういう意味では、担任とお子さまたちとの信頼関係は、生活発表会を通してより高いところに上がったと言えるでしょう。その信頼関係がみえてくるのは、「生活発表会」が終わったいまこの瞬間からのような気がします。
生活発表会を体験して、人前で踊る楽しさや人前で演じる心地よさを感じたお子さまもいたかもしれません。以前にお伝えしたように、生活発表会のときの経験がもとで劇団に入ったお子さまもいます。生活発表会が、お子さまたちにとって夢の種のひとつになってくれたなら、これ以上のよろこびはありません。
保護者の皆さまには、3日間にわたる「生活発表会」にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。特に会場運営につきましては、保護者の皆さまのご協力なくしてはスムーズな運営はできませんでした。この場を借りまして、心より厚くお礼を申し上げます。
ぜひ、お子さまたちをたくさんほめてあげてください。生活発表会の話題が出たら、お話を聞いてあげてください。一緒にお子さまたちの夢を膨らませていきましょう。
というわけで、きょうの給食は、こちらです。
白飯、白身魚の甘酢あんかけ、豆腐ナゲット、小松菜のナムル、パイン缶 391kcal
ごちそうさまでした。
では、また明日お会いしましょう。
by jimjim