2024.12.04
今日のすぎのこ
行事・イベント
「生活発表会」は、2日目です。
生活発表会は、2日目を迎えました。きょうステージに上がるのは、年少「ひよこ組」さん、年中「ひまわり組」さん、年長「ゆき組」さんの3クラスです。では、さっそくそのステージのもようをお伝えしてまいりましょう。
「ひよこ組」さんの1曲目は、「あげあげ ドーナツ」です。この曲は、以前に「おかあさんといっしょ」で歌われたことがあるので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
「おかあさんといっしょ」で歌われたくらいですから、曲調は年少の3歳のお子さまたちにピッタリ。
テンポも3歳のお子さまにはちょうどいいようで、お子さまたちはうまい具合にリズムにのって、ステージを楽しんでいました。
「ひよこ組」さんの2曲目は、「まいにちチャレンジャー」です。こちらも、明るく元気いっぱいの曲調でした。
ステージ上での移動も含めて、最初から最後までノリノリのダンスを披露してくれました。
最後は、みんなで手をつないでエンディングへ。「ひよこ組」さんの仲の良さが伝わるステージでした。
年少「ひよこ組」さんが2曲を披露したところで、ここからは年中「ひまわり組」さんが登場します。「ひまわり組」さんは、3曲を用意しました。1曲目は、「おそばのロックンロール」です。「おそばの」の「そば」は、近くという意味ではありません。食べる「そば=蕎麦」です。
ですので、ダンスの途中には「おそば」をすするポーズも……。
しかも、曲の中間あたりでは右へ左へと大移動する場面もあって、およそ「お蕎麦」からは想像できないダイナミックなステージでした。
2曲目は、「歩いて帰ろう」です。この曲は、日本を代表するミュージシャンのひとりで、老若男女を問わず愛されている斉藤和義氏の曲ですから、ご存じの方も多いでしょう。この曲のみどころのひとつは、みんなで一斉に踊る「ボックス・ステップ」です。
かなり練習したのでしょう。足の運び方がきれいに決っていました。その他にも、随所にみどころが散りばめられていて、まずは移動です。最初は、男の子と女の子が交互に列をつくっていましたが、途中で男の子チームと女の子チームにわかれます。
さらには、ステージの最先端に腰かけてのダンスを披露。まさしく、ステージを縦横無尽に駆け巡ったみどころ満載の2曲目でした。
最後の3曲目は、がらりと雰囲気を変えてきました。曲名は、「We Need A Little Christmas」。お子さまたちも、クリスマスにピッタリの衣装で登場です。しかも、意表を突いたのは、幕の前でオープニングを迎えたこと……。
ふつうなら、ステージは幕が開いてからはじまるのですが、幕がまだ閉まったままの状態でダンスがはじまり、その途中で幕が開いてステージに移動するという演出をみせてくれました。
このあたりに、担任の「生活発表会」に向けた意気込みとこだわりを感じました。この曲、ゆったりとしたテンポで進み、そのまま終わるのかと思いきや……、
途中からアップテンポになり、お子さまたちも「V字展開」をみせるなどして、この曲もまたみどころ満載に仕上げていました。
そして、「生活発表会」2日目の最後を飾るのは、このクラス。年長の「ゆき組」さんです。ステージの開始前には、いまや年長さんの恒例となった「円陣」を組みました。すでに客席は満席ですので、少し控えめな声で「ゆき組、がんばるぞー!!」「おー!!」の掛け声をかけて、いざ出陣です。
「ゆき組」さんのお子さまたちが演じる劇は、「眠れる森の美女」。わかりやすいストーリーもあって、劇はテンポよく進んでいきます。
一生懸命に練習にのぞんできたのでしょう。みんな自信満々で、自分の役を楽しんでいるようです。
その自信は、演技にもあふれていて余裕さえ感じられます。でも、途中でちょっとしたアクシデントがありました。ひとりの子が、自分のセリフのタイミングを間違えてしまったんです。それが、その子にとっては、ものすごくショックだったようで、劇の途中、楽屋で号泣したそうです。人一倍、責任感の強い子なのでしょう。
そのようすをみた周りのお友だちが気遣ってくれて、いろいろと言葉をかけてくれていたそうです。
次にステージに上がったときには、涙をこらえながら一生懸命に自分のセリフを言っていました。そのときは、責任感が強いからこそ、失敗した悔しい思いを精いっぱいこらえて、自分の役を演じたに違いありません。
jimjimは、この子の演技を目の当たりにして思いました。失敗しないように演技をすることも大切ですが、失敗したことにくじけず、失敗したことを心に残しつつも、それを乗り越えた強さと責任感こそが、本物の強さなのではないでしょうか。
振り返れば2年前、この子が年少さんで入園したとき、こんなにも精神的に強く、たくましく、責任感の強い子に育つなんて想像できたでしょうか。
もしかすると、この子を強くしてくれたのは、持って生まれた性格はもちろんですが、その強さを開花させてくれたのは、きょうのように心が沈んだときに気遣って言葉をかけてくれた、たくさんのお友だちなのかもしれません。
きょうの「眠れる森の美女」は、そんな「ゆき組」さんの一体感を感じさせてくれた劇でした。「ゆき組」の皆さん、素晴らしい劇をみせてくれてありがとうございました。
というわけで、きょうの給食はこちらです。きょうは、一日保育の水曜日ですので、「元町ポンパドウル」さんのおいしいパン給食をいただきました。メニューは、「ホーン」と「ウィンナードーナツ」の組み合わせです。「元町ポンパドウル」さん、ごちそうさまでした。
では、また明日お会いしましょう。明日は、いよいよ「生活発表会」の最終日です。
by jimjim