2024.11.07
今日のすぎのこ
行事・イベント
「ひのきや」さんが、やって来た!!
きょうは、「立冬」。暦の上では「冬」のはじまりです。この暦にあわせるように、きょうは寒い一日となりました。その寒さが、いままでとはレベルが違う感じ……。何しろ、風が冷たいんです。いつもより一枚多く着るか、あるいは厚手の上着を着ないと、寒さで体調を崩しそうでした。
この冷たい風で、東京では「木枯らし1号」も観測されたとか。これからは、この「木枯らし」とお付き合いする日が多くなるのでしょうね。寒さが苦手なjimjimとしては、ちょっと覚悟を決めなくてはならない一日になりました。
ところが、この寒さを「暖かいなぁ……」という人たちがいるんですよ。驚きますよね。いったい、誰だと思います?
それは、「ひのきや」の皆さん。「ひのきや」の皆さんの活動拠点は北海道の函館ですから、いわば「本場の寒さ」を体験しているわけで、それに比べたら横浜の寒さなんて「効きの悪い暖房」くらいな感じなのでしょう。きょうは、その「ひのきや」さんが杉之子幼稚園で毎年恒例の「ライブ」をおこなってくれました。
ちょうど、お子さまたちが登園してくる頃からライブ会場となる園庭で機材のセッティングがはじまり、それとともにお子さまたちの興味は、一気に「ひのきや」さんの皆さんに集まりました。
やがて機材のセッティングが終わり、徐々にさまざまな楽器が音を奏ではじめ、それがまとまって曲の演奏となりました。いよいよ「リハーサル」のスタートです。すると、「いちご組」さんは、自分たちのお部屋の前の「ひだまりデッキ」で先生と手拍子足拍子……。
中には、演奏中のメンバーのすぐ近くまで来て、からだ全体を使って音楽を楽しむ女の子たちの姿もみられました。もう、この時点できょうのライブがノリノリになる予感が漂います。
そして、「リハーサル」が終わり、待ちに待った「ひのきや」さんライブ公演の時間がやって来ました。去年は、ホールが会場で「年少さん」&「いちご組」さんと「年中さん」&「年長さん」の2ステージでしたが、今年は全園児が集まっての「野外ライブ」。風は冷たいですが、陽ざしはたっぷり。見上げれば、空は抜けるような青空で、みごとな秋晴れです。まさに、絶好の野外ライブ日和となりました。
「ひのきや」さんが登場し、「さあ、はじまるか!!」と思ったら、その前にギターを持ったワタナベさんが「元気かー!!」と子どもたちに声をかけます。
お子さまたちも「おーっ!!」と答えるのですが、「まだ足りない。もっと元気になっていいぞ!!」とボルテージを上げてくるワタナベさんの声につられて、お子さまたちもエンジンの回転数をぐんぐんと上げてきます。
間もなくエンジンの回転計の針がレッドゾーンに突入し、もはや逆戻りが不可能な領域に達したところで「ひのきや」さんの楽器たちが威勢よく音を奏ではじめました。このあたりのスタートのかけ方には、さすが世界でライブ活動を展開してきた「ひのきや」さんの実力を感じます。
「ひのきや」さんは、自ら「トラベリングバンド」を名乗るように世界中を旅してライブをおこなってきました。時には、国境を超えて隣の国に移動した際、楽器が届かず、それこそ「手拍子足拍子」で観客を沸かせたこともあるとか。そんな「ツワモノ」の皆さんですから、いとも簡単にお子さまたちの心を「わしづかみ」にしてしまいました。
もう、1曲目からノリノリであります。特に、その傾向は年少さんのときから「ひのきや」さんのライブをみて、「ライブ慣れ」をしている年長さんにおいて顕著でありまして、それを横目で見ていた「年中」さんや「年少」さんがそれをマネしてノッテくるという構図です。
観客がノッテくれば、メンバーもノッテくるのがライブというもの。「よーし、次の曲は自由にからだを動かしていいよ。まずは、ゆっくり歩いて……」と子どもたちに声をかけるのは、リーダーのソガさん。
歩いたあとは、跳んだり……、
走ったり……、
寝てみたりと、もう何でもアリ。曲の調子も多彩で、テンポの速い曲や緩い曲で「緩急」を自在に操るのはもちろん、この曲のように走ったり歩いたり寝たりと、1曲の中でも「チェンジアップ」を効かせてくる念の入れようは、まさにステージを知り尽くした「ひのきや」さんの真骨頂と言えるでしょう。
さらに、こんな演出も……。ステージの途中で登場したのは、こちらも「ひのきや」さん名物の「獅子舞」です。「獅子舞」がはじまる前に、「獅子舞」を舞うワタナベさんが「こわい人は、うしろに下がってね」といいますと、70%くらいのお子さまが無言で「サーッ」とステージの反対側へ退避。
残ったお子さまたちは、獅子にあたまを「パクッ」ってしてもらっていました。
このときに大奮闘したのが「いちご組」さん。きっと、みんなコワかったと思いますが、先生たちによる万全の「防衛態勢」でのぞみ、しっかりあたまを「パクッ」てしてもらっていました。がんばった分、ご利益があること間違いなしです。
後半には、懐かしの名曲「マイムマイム」も登場。この曲、小学校のときにフォークダンスで踊りました。お子さまたちも、輪になって楽しみます。
誰と手をつないで、誰と輪になってもいい、すべてが自由。
先生とお子さまたちが、一緒に手をつないで輪になって踊る姿には、杉之子の一体感を感じるとともに、「木枯らし1号」の寒さを吹き飛ばすあたたかさも感じました。
こうして「ひのきや」さんのライブはクライマックスを迎え……、
最後は、名曲「こいのぼり」を歌いながらの「帽子なげ」で幕を閉じました。
きょうの夕方、預かり保育のお子さまたちから「ピエロ、ピエロ……」と「ひのきや」さんの曲を口ずさむ歌声が聞こえてきました。それだけ、印象に残ったのでしょう。耳に残る歌って、とても大切だと思うんです。
耳に残るだけではありません。きっと、心にも残っているはずです。誰でも、子どもの頃に聞いた忘れられない曲があることでしょう。
その曲のひとつに、きょうの「ひのきや」さんの曲が加えられたなら、「ひのきや」さんの皆さんにとりまして、これ以上のよろこびはないのではないでしょうか。
来年もまた、すてきな曲を、そしてすてきなライブを聴いたりみたりできることを楽しみにしています。
「ひのきや」の皆さん、きょうはすばらしいステージをみせてくださり、誠にありがとうございました。スタッフ一同、心よりお礼を申し上げます。
(きょうのセットリスト)
1.ヒュー・オドネル 2.青春 oh yeah☆ 3.シーポートへ行こう 4.ピエロ 5.獅子舞 6.ツアディク・カタマール 7.マイムマイム 8.ゴムまりの唄 9.ふくろうの唄(ホーミーと呼ばれるモンゴルの歌唱法) 10.こいのぼり
というわけで、きょうの給食はこちらです。きょうは、木曜日なので「スペシャルメニュー」としてあたたかな「豚汁」がつきました。
枝豆とコーンのごはん、さばのみりん漬焼き、チキンカツ、サイコロ厚揚げ煮、おくらのおかか和え、パイン缶、あたたかな豚汁、423kcal
ごちそうさまでした。
では、また明日お会いしましょう。
by jimjim