2024.08.28
今日のすぎのこ
お天気教室「空って不思議!!」を開催しました。
まず、お詫びであります。きのう、せっかくブログを作成したのですが、あわただしく外出したため、更新ボタンを押すのをすっかり忘れてしまいました。アクセスしてくださった皆さまには、この場を借りてお詫び申し上げます。 申し訳ありませんでした。 更新することを忘れて1日経過してからアップしますと、なにか大切なものが伝わらないような気がします。お子さまたちの表情って、やはり新鮮さが大切ですよね。今後は、十分に気をつけたいと思います。 さて、きょうは夏休みの恒例行事「お天気教室 空って不思議!!」を開催しました。主催してくださったのは、日本気象予報士会「サニーエンジェルス(通称:サニエン)」の皆さんです。今年も、たくさんの方にご応募いただきましたが、残念ながら全員のご参加は、会場や運営上の都合によりできず、年長のお子さまを優先とさせていただきました。ご参加いただけなかった皆さま、申し訳ありませんでした。 今年の「空って不思議」も盛りだくさんのメニューでした。最初は、大人気の「雪の結晶づくり」でスタート。
簡単に言いますと、ペットボトルの中に雪の種となる水蒸気を満たし、雪の結晶がくっついて成長するためにテグスを垂らします。これをプラ容器に入れて、周りをドライアイスで冷やしていくわけです。
ちょっと細かい作業もありますが、そこはお子さまと保護者の方の協同作業で乗り切りまして……、
ひととおりの工程が終了しましたら、あとは待つだけ。この待ち時間の間に、次のプログラムである「紙芝居」が披露されました。 紙芝居のテーマは、「台風」。台風のほかにも「雷」などの紙芝居もあるのですが、いまは九州の南海上にある台風10号の動向が気になるところでもあり、「台風」を取り上げてみました。 実はこのとき、jimjimは雪の結晶づくりに必要な「ドライアイス詰め」をしており、「台風紙芝居」を観ていなかったので内容がわかりません。唯一、耳に残っていますのは、「台風のごはん」というお話です。 では、ここで問題です。「台風のごはん」とは、いったい何でしょう。お米?パン?、それとも水蒸気? ものすごく答えがわかりやすい出題形態になってしまいましたが、一応、お考え下さい。
その「水蒸気」を使ったもうひとつの実験がこちら。「雲をつくろう」です。 簡単に説明しますと、ペットボトルに水を入れ、雲のもととなるもの(凝結核)を吹き込みます。それにシュポシュポと空気を加えて気圧を上げ、その空気を一気に放出しますと……。 減圧に伴う気温の降下により、凝結核に水蒸気がくっついて雲ができ、写真のようにペットボトルの中が白くなるという仕組みです。
これは、何回も繰り返してできるので、お子さまたちも自分で作業をして楽しんでいました。 この後は、「クイズタイム」となり、お天気に関するさまざまな問題が出題されました。
出題例をあげますと、「天気予報で発表されている横浜の気温は、どこで観測しているか」という問題が出ました。回答形式は、赤・青・黄色の3択です。 皆さんは、横浜の気温の観測場所をご存じでしょうか。正解は、みなとのみえる丘公園の近くにある「横浜地方気象台」です。ここで横浜の気温を観測しているわけですが、さらに問題を重ねて……。 今年の横浜の猛暑日の日数は、何日でしょう。 正解は……。 きょう現在で、22日だそうです。実は、このイベントを終えた後、ランチをしながら横浜の最高気温についての話題になったのですが、「横浜地方気象台は、比較的海風が入りやすいのに、この猛暑日の日数はすごいのではないか」という意見もありました。確かに、そうかもしれませんね。
終盤は、「ハザードマップ」や「雨雲レーダー」など防災についての解説がありました。 今年は、暑さとともに局地的な大雨も多いですから、気象庁の雨雲レーダーをこまめにチェックすることや、ご自宅のエリアのハザードマップの確認をお勧めいたします。 一連のメニューが終了したところで、いよいよ「雪の結晶」の確認です。これが、おおむね成功しまして、きれいな「針状」の結晶がテグスにびっしりとできていました。 「夏に楽しむ雪の結晶大作戦」は、大成功に終わったようです。
解散したあとに「エキシビジョン」で登場したのが、「たつ巻をつくろうコーナー」。ドライアイスの煙をモーターで回転するプロペラで吸い上げますと、きれいな渦巻きができあがりました。 装置自体は簡単でありますが、たつ巻のヒントを感じていただけたらというコーナーでありました。
というわけで、きょうのイベントを開催してくださった日本気象予報士会「サニーエンジェルス+園長先生」の皆さん。 本日は、楽しいイベントを開催していただき、誠にありがとうございました。来年もぜひ、よろしくお願いいたします。 皆さまも、身近な「空の不思議」を見つけてみてください。 例えば……。 台風の中心気圧って、台風の中心で気圧を計測している人がいるのでしょうか。いえいえ、そんなわけはありませんよね。では、どうやって? まだまだ「不思議」はいっぱいあります。 がんばってみつけてみてください。 では、また明日お会いしましょう。 by jimjim