2020.02.08
今日のすぎのこ
「幼稚園見学会」&「すぎのこ展(昼の部)」開催!!
「すぎのこ展」は、2日目を迎えました。きのうは夜間の開催でしたが、きょうは「昼の部」です。昨夜に続いて、きょうもたくさんの在園児と保護者の皆さまがいらしてくれました。 きょうの「すぎのこ展」の開場時間は、午前10時。実は、きょうは「すぎのこ展」に先立って、未就園のお子さまたちを対象とした「幼稚園見学会」を開催したんです。 午前9時にはじまった「幼稚園見学会」は、園長先生のお話ではじまりました。お話のあと、ご参加くださった皆さまは、園舎内の見学とともにお教室へ……。子どもたちがつくった作品の数々をご覧いただきました。 せっかく「すぎのこ展」が開催されているので、「未就園のお子さまにも杉之子の雰囲気にふれてもらいたい……」。 きょうの「幼稚園見学会」は、そんな園長先生の思いから実現しました。最後は、短い時間ではありますが、「ミニ園庭開放」をお楽しみいただいて解散となりました。 きょうの「幼稚園見学会」にいらしてくださった皆さま、ご来園くださり誠にありがとうございました。心より厚くお礼を申し上げます。はじめての試みでしたので、至らなかった点も多々あったかと思います。どうか、ご容赦ください。
そして、「幼稚園見学会」の終了後は、「すぎのこ展」の「昼の部」がスタートしました。 うれしいのは、きのうの夜の部に来られなかった方だけでなく、きのうの「夜の部」に続いてきょうの「昼の部」にもいらしてくださった方がいらっしゃることです。 ほんとうにうれしいことで、感謝の気持ちでいっぱいになります。
きょうも、各教室ではお子さまたちの作品をご覧になりながら保護者さま同士、あるいは保護者さまと担任の先生が談笑する姿がみられ、杉之子幼稚園は、園舎全体が「ほのぼの」とした雰囲気に包まれた一日となりました。
作品についての質問があったり……、
保護者の方と先生が一緒になってお子さまの成長をよろこぶ姿があったり……。
今年の「紙粘土製作」では、学年ごとにテーマがあって、それを紙粘土で形にして表現をしました。年少さんのテーマは「フォトフレーム」、年中さんは「お弁当」、年長さんは「ぼく・わたしの好きな絵本」です。 これらの作品を展示するとき、どうしても気にしてしまいがちなことがあります。それは……。 「できばえ」です。
「上手にできている」とか「きれいにできている」とか「他の子と比べて……」とか、どうしてもお子さまの作品を「大人の目線」でみてしまいがちです。 でも、作品には子どもたちの「そのときの思い」が詰まっているんです。 子どもの絵に関するこんなお話を聞いたことがあります。子どもたちに自由画を描かせたところ、多くの子が「お日さま」や「自分」や「家族」が登場する絵を描いたそうです。そんな中で、ひとりの子が黒のクレヨンを使って、画用紙を黒く塗りつぶしたそうです。 「黒」という色は、とてもインパクトの強い色ですよね。一面、真っ黒に塗られた絵をみて、先生はちょっと不安になったようです。 そこで、その絵を描いた子どもに聞いてみました。「どうして、黒く塗ったの?」って。 そうしたら、その子が答えました。 「夜なんだよ」。 「なるほど」って思いますよね。見方によっては、インパクトのある「黒」という色を、これだけ大胆に使えるすばらしさをこの子は持っているということなんです。 これは、その作品をつくった子どもの意図が、作品の外観からはわからない好例であるような気がします。 それを踏まえて……。 「すぎのこ展」の目的のひとつに、製作をとおしてお子さまの成長を実感することがあります。それは、他のお子さまの作品と比べるのではなく、ご自分のお子さまの作品だけにしっかりと焦点をあててご覧いただき、そこから成長を感じ取ることです。 他のお子さまとの比較を「横の比較」とするなら、お子さま自身の成長の比較は「縦の比較」といえるでしょう。 例えば、「年少さんのときはこうだったけど、年中さんになったらこうなった……」というのが「縦の比較」です。「すぎのこ展」で一番大切にしているのは、この「縦の比較」からお子さまの成長を感じていただくことなんです。
「すぎのこ展」の作品は、お持ち帰りいただきますから大切にとっておいてくださいね。 そして来年の「すぎのこ展」のときにもう一度、ご覧になってください。今年とは異なる目線でご覧になれるかもしれません。
そうそう、今年は、「すぎのこ神社」が登場しました。各教室に「絵馬」が置いてあって、「自分の夢」や「願い事」などを書いてこの「すぎのこ神社」に飾るんです。 たくさんの「絵馬」が飾ってあって、まさに「夢いっぱい」の杉之子幼稚園になりました。
二日間にわたって開催した「すぎのこ展」は、無事に幕を閉じることができました。これも、ひとえに保護者の皆さまのご理解とご協力のおかげでございます。この場を借りて、心より厚くお礼を申し上げます。 では、また来週の水曜日にお会いしましょう。月曜日は、振替休日ですから……。 よい週末をお過ごしください。 By jimjim