2019.12.06

今日のすぎのこ

「生活発表会」、最終日となりました。

4日間にわたる「生活発表会」は、いよいよ最終日を迎えました。きょうは、年少が「りす組」さんと「くま組」さんの2クラス、年中が「ちゅうりっぷ組」さん、年長は「つき組」さんが登場しました。 では、最終日の模様をお伝えしてまいりましょう。最初は、「りす組」さんです。「りす組」さんのクラス目標は、「りすぐみのみんなで なかよくにこにこえがおでおどる!!」です。 この目標達成に向けて心先生が選んだのは、2曲。1曲目は、「あいにゆくよ」です。この曲は、ゆったりとした川の流れを思い起こさせるような感じの曲で、やさしい曲調が「りす組」さんのこどもたちにぴったりなところが選曲のポイントになったそうです。その曲をバックにしてステージで踊る子どもたちが、まるで広い草原を駆け回るかわいい「リス」さんのようにみえました。

2曲目は、「ふしぎはすてき」です。この曲は、「ふしぎ探しの旅」がテーマになっています。そこが、何事にも興味を抱く「りす組」さんにふさわしいと、心先生が選んだのでした。 曲のテーマだけでなく、テンポも子どもたちにあっている感じで、「りす組」さんらしく楽しそうに笑顔で踊る姿がみられました。 「りす組」さん、クラス目標をクリアですね。

次に登場したのは、「りす組」さんと同じく年少の「くま組」さんです。「くま組」さんのクラス目標は、「ふざけないでれんしゅうして、かっこよくかわいくおどる」です。 「くま組」さんの香菜子先生は、その目標をクリアするために2曲を用意しました。その選曲にあたって香菜子先生がポイントにしたのは、「ふだんのくま組を表現できること」だったそうです。その2曲は、いったいどんな曲だったのでしょうか。 では、ご紹介してまいりましょう。1曲目は、「ハイ ホー」です。この曲は、皆さんご存知ですね。この曲には、子どもたちが考えた振付も採用されているそうです。曲の途中では、子どもたちがステージの最前列に出てきて「ハイ ホー」と歌う場面や、一列になってステージを移動する場面など、他の年少さんではみられなかったような演出もあって、見どころ満載のステージとなりました。

2曲目は、「でんでん でんしゃ」です。この曲では、かっこいい、そしてかわいい運転士さんたちが登場して、ステージの上で電車を運転します。加速あり、ブレーキあり、カーブありでなかなか難易度の高い運転(踊り)でしたが、さすが腕に自信のある運転士さんたち。 難所を楽々と乗り切って、見事に終点の駅に到着しました。それにしても、こんなにかわいらしい運転手さんでしたら、毎日でも乗りたくなってしまいますね。 「くま組」さんも、クラス目標をクリアです。

年中は、「ちゅうりっぷ組」さんの登場です。「ちゅうりっぷ組」さんのクラス目標は、「みているひとが、えがおになれるようにがんばる!!」です。その目標をクリアするために「ちゅうりっぷ組」さんが用意したのは、3曲。選曲にあたっては、「ちゅうりっぷ組」さんらしさが伝わるよう、「明るく楽しい曲」を選んだと担任の茜先生は言っていました。 1曲目は、「イロトリドリ」です。この曲は、7人の男の子が踊ります。元気いっぱいの男の子にぴったりな曲調で、最初から最後までからだを動かしっぱなしです。写真からも、男の子たちの元気っぷりが伝わるのではないでしょうか。

2曲目は、あの名曲「年下の男の子」です。男の子と女の子がペアになって、中睦まじく?それとも、ちょっとイジワルっぽく?踊りながらも、やっぱり最後は「なかよし」に……。その展開が曲の随所に織り込まれていて、とても楽しいステージでした。

そして、3曲目は「タッチ」です。曲調としては淡々とした感じにも受け取れますが、ステージに上がった女の子たちの華麗なダンスが、その曲調にすてきな色をつけていくようにも映りました。キメのポーズが多いので振付をマスターするのが大変だったと茜先生は言っていましたが、その苦労の甲斐あって、とてもすてきなステージになりました。 「ちゅうりっぷ組」さんも、クラス目標をクリアですね。

さあ、いよいよ「生活発表会」最後のクラスの登場です。年長の「つき組」さんが、ステージに上がりました。 「つき組」さんのクラス目標は、「ほめてもらって、かんどうのなみだをながしてもらえるように、きょうりょくしてたのしく、みんなでちからをあわせてがんばるぞ!!オー!!&じょうずだねって、はくしゅをしてもらオー!!」です。このクラス目標って、ちょっと欲張りなようでもありますが、きっと子どもたちから出たたくさんの意見を担任の恵美先生がうまくまとめてあげたのだと思います。そのあたりに、恵美先生の子どもたちへの思いが感じられるクラス目標です。 そのクラス目標をクリアするために「つき組」さんが演じる言語劇は、「リトル・マーメイド2」です。劇を決めるにあたっては、他のクラスと同様にさまざまな候補が上がったようです。最終的に6つまで絞り込まれたところで劇を決めるために採用した方法は……。 何と、「くじ引き」でした。これも、子どもたちと相談した結果なんです。 劇が決まり、練習を重ねて迎えたきょうの本番。 ステージに上がる前に、みんなで輪になって気持ちをひとつにする「つき組」さんの子どもたち。もう、この瞬間に「つき組」さんの子どもたちの心は、劇の成功に向かって突き進みはじめました。

ステージで自分の役割をしっかりと演じる子どもたち。そこには、主役も脇役もありません。あるのは、クラスの「なかま」という一体感だけです。 みんなが胸を張り、自信にあふれ、輝いていました。年長さんらしさ満点です。

今年の流行語を使わせていただけるなら、まさに「ワンチーム」という言葉がぴったりのすばらしい「つき組」さんの劇でした。 「つき組」の皆さん、クラス目標は楽々クリアです!! 最後に……。 4日間にわたって、「生活発表会」の模様をお伝えしてきました。繰り返しになりますが、杉之子幼稚園の「生活発表会」は、毎日、年少・年中・年長の組み合わせでおこないます。これは、保護者の皆さまに年少さんから年中さんを経て年長さんへの「成長」の過程をご覧いただきたいからです。 保護者の皆さま、「生活発表会」は、いかがでしたか。年長さんがステージの上で劇を演じる姿を目の当たりにした年少さんや年中さんの保護者の皆さまは、その年長さんの姿に、ご自分のお子さまが年長さんになったときの姿を重ねてみたのではないでしょうか。年長さんの保護者の皆さまもまた、年少・年中さんのステージをご覧になりながら当時を思い出し、ご自分のお子さまの「成長」を感じられたことと思います。 わずか3年間という短い時間の中で、目を見張るような「成長」を遂げていく子どもたち。その「成長」に大切なのが、保護者の皆さまの「愛」であることは言うまでもありませんが、「幼稚園」という「集団生活」もまた、大切なのだと思います。なぜなら、そこにはたくさんの「お友だち」がいて、保護者の皆さまに代わってお子さまたちを預かる先生がいるからです。 「生活発表会」は、ひとりでステージに上がるのではありません。誰もが、お友だちと一緒です。大好きな、あるいは憧れのお友だちががんばる姿をみて、「自分もがんばろう」と思うかもしれません。お友だちが「一緒にがんばろう」と勇気を与えてくれるかもしれません。練習のときのさまざまな場面で、「お友だち」という存在が背中を押してくれることがあるでしょう。それが、「生活発表会」でもっとも大切な部分だと思います。 「生活発表会」という行事を通して、お子さまが「成長」という階段をまた一段、登ってくれたならスタッフとしてこれにまさるよろこびはありません。 保護者の皆さま、4日間にわたる「生活発表会」に多大なるご理解とご協力を賜り、心より厚くお礼を申し上げます。狭い会場ですので、ご不便をおかけしたことも多々あるかと思います。申し訳ありませんでした。 どうか、「生活発表会」の余韻を楽しんでください。そして、おうちでもお子さまをたくさんほめて、抱きしめてあげてください。 4日間、誠にありがとうございました。 By jimjim

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