2025.12.05

今日のすぎのこ

行事・イベント

「生活発表会」は、最終日を迎えました。

2学期の最後を飾る「生活発表会」は、いよいよ最終日を迎えました。きょうステージに上がるのは、年少「ひよこ組」さん、年中「たんぽぽ組」さん、年長「ゆき組」さんの3クラス。まさしく、満を持しての登場であります。では、さっそくそのもようをお伝えしてまいりましょう。

「ひよこ組」さんの1曲目は、男女混合によるリズムで「アイスクリームの唄」です。「ひよこ組」さんでは、「アイスクリーム屋さんごっこ」が人気で、担任の先生は、そこから着想を得てこの曲を選んだそうです。

その「アイスクリーム屋さん」の店主は、どうやら「王子さま」や「お姫さま」なのだとか……。ステージ上のお子さまたちは、すっかりその気分に浸りながらダンスを披露していました。

かわいらしくも、ちょっと「背伸び」をして「王子さま」と「お姫さま」を演じていたお子さまたち。とても、すてきなステージでした。

2曲目は、私見を述べて誠に申し訳ないのですが、今回の発表会でもっともjimjimの頭にこびりついて離れない曲……。「「おどれ!ダンゴムシ」です。担任の先生によれば、選曲をしていた時期に「ひよこ組男子」たちのあいだで「ダンゴムシ探し」がブームになっていたことから、この曲を探し出したそうです。

それにしても、歌詞が強烈です。「ダンゴムシは、空を飛べない。ダンゴムシは、それを知っている。だから、踊るのさ……」。何とも、強引な歌詞であります。しかも、曲調はビートが効いていてちからづよく、グイグイと引っ張られていく感じ。その激しい曲調と、お子さまたちのゆったりしたダンスとのコントラストが凄すぎて、ついついみとれてしまいます。

背中に背負った「ダンゴムシ模様」の衣装もまた格別で、すっかりかわいい「ダンゴムシくん」たちの楽しい「ダンス・ワールド」に誘い込まれてしまったのでありました。

「ひよこ組」さんは、3曲目にもjimjim好みの曲を持ってきてくれました。その曲は、「君は天然色」。ご存じの方も多いかと思いますが、オリジナルは亡くなった大瀧詠一氏の作品です。今回は、カバー・ヴァージョンでお届けしました。原曲は、当時すごくヒットしたんですよね。この曲を収録したアルバム「A LONG VACATION」もまた、大ヒットしました。いま聴いても古さを感じさせないアレンジは、さすがだと思います。

そんな思い出深い曲でしたので、その曲にのせて披露するお子さまたちの踊りに、jimjimはしばし見入ってしまいました。

この曲の歌詞には、「想い出はモノクローム。色づけてくれ」という部分があります。お子さまたちの華やかな衣装とダンスが、ステージを華麗に彩ったステージでした。

さあ、続いて登場したのは、年中の「たんぽぽ組」さん。1曲目から元気いっぱいのステージをみせてくれました。

曲名は、「Ya!Hot!Hot!」。そのまま読みますと「ヤ!ホット!ホット!」ですが、続けて読むと「ヤッホッホッー」となります。ステージ上には、この「ヤッホッホッー」の掛け声があふれ、それにあわせてお子さまたちもステージを縦横無尽に行き来します。

まさしく、元気いっぱいの「たんぽぽ組男子」にふさわしい1曲目でした。

2曲目は、男女混合による「Minna Star!」です。ポンポンを持ったお子さまたちがステージに登場しますと、そこは「応援席」に早変わり。

ラップ調の跳ねるリズムに合わせながら、お子さまたちひとりひとりが「スター」になりきります。

将来、もしかするとこの中から本物の「スター」が登場するかも……。そんな夢を抱かせてくれる、すてきな「ちびっ子スター」たちでした。

「たんぽぽ組」さんの3曲目は、「Almond Chocolate」。もうすぐやってくる「クリスマス」にあわせた衣装で登場した女の子たち。

ミドルテンポの曲にのせて披露するダンスは、思わずみとれてしまうほど見事です。

幕が開いたときは、全員が後ろ向きに立っていて、曲がはじまるとともに端から順番に前を向いていく演出もあって、とても凝ったステージになっていました。

そして、3日間にわたる「生活発表会」の「大トリ」をつとめるのは、このクラス。「ゆき組」さんです。本番を前に「円陣」を組む「ゆき組」の先生とお子さまたち。「がんばるぞ!!」「おー!!」の掛け声は、もしかするとホールでお子さまたちの出番を待つ保護者の皆さまの耳にも届いたのではないでしょうか。そのくらい気合いっぱい、元気もいっぱいでした。さあ、「円陣」を組んでエンジン全開(!!)となったところで、いよいよ最終日の幕が開きます。

「ゆき組」さんが演じる言語劇は、「モアナと伝説の海」です。物語のシナリオは省略させていただきますが、全体的にしっかりとまとまっていて、とても見事な劇でした。きょうまで、3クラスの劇を観てきたわけですが、どのクラスも練習の成果を思う存分に発揮していたと思います。

「生活発表会」で演じるお子さまたちの姿は、確かに「練習の成果」そのものです。みんな、一生懸命だったでしょう。でも、ステージで皆さんにお見せするその姿は、練習の成果のほんの一部分でしかありません。

実は、その「見える部分」のほかにも、たくさんのドラマがあるんです。むしろ、その「見えない部分」にこそ、「生活発表会」の真の意味があるようにさえ思います。それは、クラスのお友だち同士の「助け合い」だったり、「励ましあい」だったり、「支えあい」だったり……。

ですが、その「助け合い」や「励ましあい」や「支えあい」は、はじめから存在していたわけではありません。それらは、この劇の練習=プロセスの中で育まれていったものなのです。

みんなが「知恵」と「ちから」を出しあい、お互いの「心」をかよわせてはじめて「劇」はできあがります。

お子さまたちひとりひとりがお互いの存在を尊重して完成させていった年長3クラスの劇……。劇の出来ばえだけではなく、そんな「見えないところ」にも心を馳せていただき、お子さまの成長を汲み取っていただけたらうれしいです。

劇をつくりあげた「よろこび」と「達成感」で、クラスはこれまで以上にひとつにまとまっていくことでしょう。小学校進学まで、あと3か月とちょっと……。残りの時間は、多くありません。ぜひ、みんなですてきな想い出をたくさんつくっていってください。

最後になりますが、「生活発表会」の期間中、保護者の皆さまには行事の運営にあたり多大なるご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。この場を借りて、心より厚くお礼を申し上げます。

もし、お時間がありましたら、先生たちに向けて「よろこびの声」を寄せていただけますでしょうか。一言でも構いません。お気持ちを伝えていただけたらありがたいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

杉之子の子どもたち、みんながんばりました。

素晴らしいステージを魅せてくれて、ありがとうございました。

では、また来週お会いしましょう。

良い週末をお過ごしください。

by jimjim

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