2025.06.27

今日のすぎのこ

「魂」全開、年長さんの「ボディ・ペインティング」!!

一昨日、まさに雨で「お流れ」になった年長さんの「ボディ・ペインティング」、きょうはその鬱憤を晴らすかのように盛大に執り行われました。そのもようは後ほどお伝えするとしまして、まずは各クラスの活動を軽くご紹介してまいりたいと思います。

最初にご紹介したいのは、年少の「うさぎ組」さんと「ひよこ組」さん。きょうの活動は、先日から続いている「うちわ」づくりです。

この前は、「うちわ」の台紙に水色の絵の具を塗るところをご紹介しました。塗り方の「ムラ」もまた、涼しさを醸し出す……、そんなコメントを添えた記憶があります。

きょうは、その水色を背景にして「赤」が加わりました。さて、この赤い◇は、いったい何でしょう。

まだ、この段階では当てるのは難しいかもしれません。ここから、「ひよこ組」さんがヒントを与えてくれます。

おっと。赤い◇がふたつになりました。しかも、大きい◇と小さい◇がくっついています。

近くでみると、こんな感じ。何だか杉之子幼稚園の玄関にいて、水の中をスイスイと泳いでいるあの「お魚さん」にみえませんか?

きっと、これからお顔を描いたりして、だんだんと金魚さんらしくなっていくのでしょう。ちなみに、水色の台紙のところをよくみますと、うっすらと曲線が描かれているのがわかります。この線に沿って台紙をはがし、「うちわ」の骨組にはりつけると完成となります。うまくできていますね。完成まで、あともう少し。できあがりが楽しみです。

年中さんは、金曜日なので「体操指導」がありました。きょうのテーマは、「鉄棒」です。そして、お子さまたちがチャレンジしているメニューは、「足ぬきまわり」。鉄棒を握って、両足を鉄棒の下からくぐらせてくるりと回れば、「足ぬきまわり」のできあがり。さあ、「足ぬきまわり」ができたら、ここからもう一段階、難しいメニューにチャレンジしていきます。

それは、「尻ぬきまわり」。要は、「足ぬきまわり」の逆回転なのですが、「お尻」が持ち上がらないと回転に勢いがつきません。この「お尻」を持ち上げるための動作がポイントになるといってもいいでしょう。それには、お尻を高く上げて、足でけり上げること。これができたら、「尻ぬきまわり」はクリアしたも同然です。がんばってトライしてみましょう。

そして、気になるあの「クラス」はといいますと……。やってる、やってる。どうやら、年長さんの「ボディ・ペインティング」に触発されたようで、テーブルの上は「絵の具」でいっぱい。すでに、用意された各色が混ざり合っていて、もともと何色が用意されていたのか、判別ができないくらいです。写真の男の子におかれましては、片手にローラー、もう片方の手は直接、絵の具にタッチと、はやくも限界突破。

女の子だって、負けていません。物怖じすることなく、「絵の具」と一体化しておりました。実は、「いちご組」担任のおふたりは、「年長」の担任経験者なんです。ですので、ふたりとも「ボディ・ペインティング」の経験がありますから、きょうの「年長」さんの「ボディ・ペインティング」にあわせて、お子さまたちに「絵の具」をからだで感じる楽しさを体験させてあげたかったのでしょう。

「いちご組」さんの段階で、はやくもこの「禁断のあそび」を知ってしまったお子さまたち……。年長さんになったときの「ボディ・ペインティング」での活躍が、いまから楽しみでなりません。

では、その先輩たちの「ボディ・ペインティング」でのようすをご紹介してまいりましょう。冒頭でも申し上げましたように、当初予定していた一昨日の「ボディ・ペインティング」は、雨のためきょうに延期されました。幸いなことに、きょうはお天気に恵まれて、園庭には夏の陽ざしがいっぱい。まさしく、絶好の「ボディ・ペインティング日和」になりました。

園庭には、数か所にテーブルが配置され、テーブルには洗面器の中に赤や黄色、青、白などさまざまな色の「絵の具」がスタンバイ。お子さまたちは、ここから絵の具を手にとっていきます。いわば、各テーブルが「給水ポイント」のような役割を果たしているといってもいいでしょう。

最初は、自分で絵の具を手にとって、おそるおそる「腕」に塗ったり「足」に塗ったりしているお子さまたちですが、やがてその中に「顔」に塗ったり「頭」に塗ったりする「冒険家」があらわれますと……、

事態は、一気に急展開を迎えます。「よし、やるか!!」「やってやる!!」みたいな空気が充満しはじめて、園庭のあちらこちらで、「絵の具」を塗ったり、塗られたり……。

そこに、「ボディ・ペインティング」の醍醐味を知り尽くした先生たちが加わりますと、もはや制御不能。アンコントローラブルであります。

「制御不能」は、多くの場合、非常に大きな問題が発生したことを連想させる表現でありますが、杉之子幼稚園の「ボディ・ペインティング」におきましては、まったく「逆」。

「よくやった」「すばらしい」「えらい」など、賞賛を意味する言葉として使われるのです。

ご覧ください。これぞ、「ボディ・ペインティング」です。

もはや心のブレーキははずれ、「魂」そのものが身体じゅうからあふれ出ている、そんな感じが伝わってきます。

ときには、このくらい心を開放する日があってもいいですよね。自分の心を全開にすると、どのような気持ちになるのか。それを体験し、知っておくことも大切でしょう。「ボディ・ペインティング」は、そのためのイベントです。

そして、先生からの愛情を直接、肌で感じることができるのもまた、「ボディ・ペインティング」の良いところ。

「ボディ・ペインティング」を通して、先生たちと思いっきり魂と魂をぶつけ合った記憶が、お子さまたちの心に想い出として刻まれることを願ってやみません。

というわけで、今週もこのコーナーにお付き合いくださり、ありがとうございました。

また来週、お会いしましょう。

良い週末をお過ごしください。

by jimjim

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