2025.02.28
今日のすぎのこ
たくさんの「想い出」を詰め込んで……。
きょうは、まず朝の登園時におこなわれた「避難訓練」のようすからお伝えしてまいりましょう。きょうの避難訓練は、登園の途中で大地震が発生したとの想定で実施しました。登園の途中ですから、当然、送迎バスで登園中の対応もテーマとなります。
訓練では、バスとの連絡手段や登園してからの手順などを確認し、幼稚園に到着後は、すでに戸部公園に避難しているお子さまたちと合流しました。今回の訓練は、お子さまたちへの事前の予告がない状況でおこなわれましたが、緊急地震速報がながれますと、お子さまたちは園庭やお部屋の真ん中でちゃんと「だんごむし」の姿勢をとっていました。これからも、「そのとき」に備えて訓練を続けていきたいと思います。
では、保育のようすをみてまいりましょう。いつものように、年少さんからスタートです。「ひよこ組」さんは、「最後の製作」にのぞんでいました。「なにをつくっているの?」と聞く前に、お子さまたちから「ロケットをつくっているんだよ!!」と教えていただきました。
こうして、お子さまたちがみずから声をかけてきてくれるときは、気持ちが高まっている証拠です。きっと、製作中の「ロケット」も、その気持ちを乗せて空高く飛んでいくことでしょう。
「うさぎ組」さんは、「廃材あそび」にのぞんでいました。お部屋中に廃材が散りばめられていて、豪快そのもの。
お子さまたちの気持ちも、「ひよこ組」さんと同様にしぜんと高まってきます。このように、お子さまたちがしぜんとヤル気を出すような環境設定って、とても大切なんです。音楽でいうところの「ノッテくる」ということでしょうか。ただ音を出しているだけでも楽しいのですが、お客さんの掛け声や拍手、手拍子などが加わってきますと、演奏をしているほうは、やはりノッテきますよね。
ノリにノッタ「うさぎ組」さんの廃材製作は、いったいどのような完成度をみせてくれるのでしょうか。楽しみですね。
「りす組」さんは、きのう「にじみ絵」の製作をしていて、そのもようをちょっとだけご紹介しました。「さて、何ができるのかしら……」と思っていたのですが、きのうインスタをみていましたら、「答え」がのっていましたね。どうやら「風船」をつくっているみたいです。「にじみ絵」の風船なんて、とてもすてきな製作だと思います。きっと「りす組」さんの壁面には、色とりどりの風船が飾られることでしょう。
お隣の「くま組」さんは、なにか文字をつくっています。「う」とか「ぐ」とかというひらがながみられますが、いったいどんな言葉ができあがるのでしょうか。解読してみてください。
その「くま組」さんの男の子ふたりが、「どうしても!!」といいながら先生に連れられてjimjimのところにやって来ました。「どうしたのかしら?」と思っていると、jimjimに「先生、カメラつくった!!」と言うではありませんか。どうやら、jimjimがいつもカメラを持って「くま組」さんにおじゃましているので、廃材あそびでつくったカメラを見せに来てくれたのでした。
なんだか、いいカメラではありませんか。持ち方もサマになっていて……。こんど、一緒に写真を撮りにいきましょうね。
年中さんは、金曜日で「体操指導」がありました。きょうは、「ボール投げ」の練習です。はじめに、指導員の先生が投げ方のお手本をみせてくれて、そのあとに実際にボールを投げてみました。
お子さまたちの視線の先には、「まと」になるブロックが立ててあって、それにボールをあてて倒します。
最初は、なかなかブロックまでボールが届きませんでしたが、何回か投げているとコツがつかめてきたのか、少しずつブロックが倒れるようになってきました。
ボール投げの練習をしたら、最後は「ドッジボール」で実践です。ドッジボールも回数を重ねてきましたので、ルールの把握も進んできました。もっともっと練習をして、これからは「ちからづよさ」も身につけていきましょうね。
そして、きょうの最後はこちらです。年中さんのドッジボールがおこなわれていたホールから年長の「ゆき組」さんに足をのばしましたら、みんなで作品バッグを開いていました。何をしているのかとおじゃまさせていただきましたら……、
1年間の作品をバッグに詰めているところでした。担任の先生が「これは、いつの製作か覚えてる?」とお子さまたちに聞くと、「えー?」というお返事が……。でも、「これは、おうちの人と「かたちあそび」をしたでしょう。そのときの作品ですよ」と先生がヒントを出すと、「ああ、そうだ。楽しかったよね!!」と思い出してくれていました。
お友だち同士で作品を見せ合いながら、お互いの感想を口にしたり……、
「こんなの、あったよね」と振り返ったり……。
1年間の出来事をひとつひとつ思い出すのは容易ではありませんが、お子さまたちがつくった作品は、その出来事を思い出させてくれる大切なきっかけになってくれることでしょう。そして、その作品を手にとったとき、あの時のあの情景、あの会話が蘇ってくるかもしれません。
それは、5年後であっても、10年後であっても、50年後であっても、そうであってほしいと思います。
想い出が詰まった作品たちを、どうか大切にしてあげてください。
そこには、お子さまたちの「あの時」の気持ちが込められているのですから。
では、また来週お会いしましょう。
よい週末をお過ごしください。
by jimjim